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Wir sind das Volk ! 我々こそが国民だ [時事]

1票の格差による違憲・選挙無効、違憲状態の判決が次々に出る中、パブリックコメントでの70%を超える反対の声を無視し、わずか2回の公聴会で特定秘密保護法を強硬可決した安倍晋三政権に、この言葉を突きつけたい。主権者は誰なのか?傲るな と。

Wir sind das Volk! とは、1989年旧東独のLeipzigで行われた民主化運動の月曜デモでのスローガン、シュプレヒコールだ。
http://de.wikipedia.org/wiki/Wir_sind_das_Volk
期せずして、僕は先週、LeipzigのStasimuseum(シュタージ博物館)を訪れた。
http://www.runde-ecke-leipzig.de/index.php?id=59
シュタージとは、ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の秘密警察・諜報機関である国家保安省 Ministerium für Staatssicherheit の略称である。コンセントや電話に仕掛けるあらゆる盗聴マイク、誰と誰が会っているかを盗撮する超望遠レンズ、実際の監獄などが展示されていてかつての東独(DDR)での秘密警察による監視社会の記録が残されている。
KICX9318s.jpgIMG_0956s.jpgKICX9328s.jpgKICX9329s.jpg シュタージの旧東独時代の活動とベルリンの壁解放後の様子は、映画「善き人のためのソナタ」 "Das Leben der Anderen" によく描かれている。 特定秘密保護法案が実際に運用されたとき、個人の情報を収集したり捜査するのは警察が代行するようになるらしい。おそらくこれが本格化すると組織としてシュタージのような専門警察が現れて来るだろう。 そのとき、日本人にLeipzigで行われたような月曜デモで、「我々こそが国民だ」と行動を起こす気概はあるのだろうか?はなはだ疑問である。


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